「明るいニュース」でスタートしませんか

Silver lining

どんな黒雲も裏側は銀色に輝いている、と人は言う。
撮影=マシュー・パーキンス(Flickerより・CC BY-NC-ND 2.0)

「グローバル・ボイス」(GV)には、明るいニュースがあります。何年もの間ずっとGVは、世界中から読者のみなさんに人類の希望や勇気、創造性についての数え切れないほどのトピックを届けてきました。一方、暗いニュースもあります。ほかのニュースサイトのように、しばしばGVもネガティブな話題に焦点を当て、読者を悲しい気分にさせてしまったかもしれないという過ちをおかしています。

GVの記事を楽しみにしていますか? それとも、不正行為や人々の苦難といった終わりの見えない数々の話題にうんざりしているでしょうか? 2014年、GVは一歩踏み込んだ問題解決型のジャーナリズムを追求し、希望をもって、闇と絶望ではなく光と人間らしさをさらに届けていくつもりです。

これは暴力や貧困といった悪を無視するということではありません。もっと明るい展望を強調したいということなのです。実はGVではそういった取り組みをすでに始めています。例えば今まで聞いたことがないようなイエメンの明るいニュース数百万人ものバングラデシュの子どもたちが無償で教科書支給を受けたことアンゴラ人が自らの言語を守るためどのようにインターネットを利用しているか、などのトピックを掲載しています。

GVのトピックのかなり多くは、オンラインの社会運動や社会改革を目指す市民運動に焦点を当てています。こういったニュースを、主流のマスメディアのようにネガティブなとらえ方を拠り所とせず、希望が生まれるような方向で伝えたいのです。

その第一歩として、GVでは「グッドニュース」という新たな記事カテゴリーを設けました。

2013年12月の終わりに、私たちはGV Face(訳注:グーグルプラスのハングアウトを使ったビデオ会議)でこの考えについて議論を行いました。参加者は、GV創設者の一人イーサン・ザッカーマン、副エディターのサハル・H・ガージー、アドボカシー・エディター(訳注:検閲やオンラインでの発言の自由に関するトピックを取り上げるGV ADOVOCACYの編集発行責任者)のエラリー・ビドル、それに私です。トピックをどのように伝えるか、世界中のライター、エディターと協力して徐々に変えていくことは長い時間を要する取り組みになるでしょう。

GVは、ポジティブニュース、問題解決型ジャーナリズム、建設的報道などのスローガンを掲げ、こういった報道の先駆けとなっているウェブサイトやニュース・メディアを模範としています。インターネット・メディアのハフィントンポストでさえ 「グッドニュース」コーナーを設けています(もっともGVで見るよりもっと可愛らしいペットの物語にきっと出会えるでしょう)。

私たちは、「グローバル・ボイス」で人々に美しい世界を実感してほしいのです。 そこの住人は、世界はもっとすてきな場所に変えることができると信じている勇気と創造力のある人たちです。より良い世界を実現するため、だれでも何かできることがあるという思いを、たぶんGVは読者に伝えることができるでしょう。

私たちの「グッド・ニュース」を読んで、「グローバル・ボイス」でほかにも知りたいと思うことを教えてください。

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