スペイン:わずか100日間の政治体制後に起こったゼネスト

この記事は、特集記事 Europe in Crisis(ユーロ危機)の一部です。

公共サービス、教育、研究、開発、保険、再生可能エネルギーの削減、とりわけ、雇用者支援の立場を取り、解雇を容易にし、労働者の権利を弱める新しい労働改革 [es]に対し、スペインの労働組合は、今日の2012年3月29日(29M)のゼネストを呼びかけていた。国家機能を麻痺させ政府に政策実行の撤回を要請するのが目的であった。

500万人以上のスペイン人が職についていないという高水準の失業率を突きつけられ、スペイン政府は、アイルランドではすでに断行されている規制緩和政策を導入し始めたが、思わしい結果を得ていない。

昨今において最も有名なスペインの社会運動 #15M[es]の関連グループもまた、ストライキを支援しており、この運動により包括的な印象[es]を与えることで、組合が近年得た「悪いイメージ」[es]を緩和している。これらの団体は「99%の参加を」 [es]と、市民に主体的にストライキに加わるよう呼びかけている。

ストライキへの呼びかけの全ては、このインタラクティブマップ(現場の実況地図)で閲覧できる。[es]

全国の電気需要量データ [es]を使えば、ゼネストの様子をたどっていくことができる。それは、電気の需要が減った場合にはストライキがより多くの参加者を惹きつけた、という理論によるものである。また、ストライキの日には消費をしないようにしようという呼びかけもあった。これらの提案の成果や参加者の反応は、ここ2、3日の間にはっきりするだろう。消費者にストライキを呼びかけたビデオはこちら。

3月29日のストライキでは、最初の数時間ですでにピケット(誰も職場に入らないよう監視するグループ)と労働者、それにいつものごとく誰が誰ともわからぬ覆面の機動隊との間で対立があった。以下はアンダルシアの国会議員、José Antonio Castroが機動隊を非難する様子である。[es]

今日も午後と晩に、国中で大規模なでもの呼びかけがあったが、私たちは今後も事件の情報を提供し続けてゆく。ゼネストをTwitterでフォローするにはハッシュタグ#enhuelgaを。[es]

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