中国:2012年だけでネチズン逮捕者5千名以上

中国本土の報道によると、北京市委員会と同市公安局は夏期休暇期間中のインターネット上における言論統制に関する対策会議を7月24日に行った。北京市公安局長である傅政華氏は報道関係者に対し、公安局は、違法取引、流言の流布、そして政党、政府指導者、政治体制へオンライン上で行われる非難に関する取締りを強めると語った。

Social Outlookから傅政華氏の写真

警察は、夏期休暇期間中に加えた7月末から8月末にかけて、若者の健全な精神を保つため健全かつ文明的なネット環境を整えるための行動をとる。これまでで北京公安局は、239の主要なソーシャルメディアのプラットフォームに警察のアカウントを設置している――オンラインという仮想世界に警察の力を及ぼすためだ。現在の大きな取締りのターゲットは違法ネットカフェだ。

2012年だけで、北京市公安局はオンラインの取り締まりシステムを用い、刑事犯罪として3961件を取り締まり、5007名の容疑者を逮捕している。それに加え、36万6千のネット上の情報を削除し、7549のオンライン会社を処罰している。

公安局は、有害な情報を流布しているウェブサイトを閉鎖し、ブラックリストに載せるつもりだ。

違法取引に関する活動、流言流布、政党・政党指導者・既存の政治体制の批判に関する行動は、軽微なものは公に警告を与えられるが、重大なものは既存の法律と規制により罰せられる。

北京市公安局はさらに110番ホットラインを設置し、インターネット利用者たちがオンライン上の違法活動を警察に報告するよう奨励している。

校正:Maiko Kamata

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