シリア騒乱 2011/12

シリア政府への抗議運動を支持 ブリュッセル, ベルギー Flickr: gwenflickr (CC BY-NC-SA 2.0)

シリア政府への抗議運動を支持 ブリュッセル, ベルギー Flickr: gwenflickr (CC BY-NC-SA 2.0)

エジプトチュニジア で起こった革命が飛び火し、2011年3月15日(最初に抗議が呼び掛けられたのは2月5日だがこの時点ではまだ小規模であった)以降シリアでも反政府運動が続いている。ダマスカスやアッポレを含むいくつかの都市ではアサド 政権に反対する大規模の抗議活動が起こり、多くの人々が逮捕されたが、抗議活動は今南部の都市 ダルアへとその中心を移し拡大している。 3月18日、反体制的な落書きをしたとして 15人の子共たちが逮捕された というニュースがデモを引き起こし、 治安部隊 により少なくとも3名が殺害された。それに続くダルアのデモでは少なくとも 37名が殺害された ことが確認されている(約150人が死亡したとの報告もある)。暴動が起こって以来最も全国規模のデモとなったのが2011年3月25日の「栄光の金曜日」である。少なくとも 24人が死亡した と報じられている。

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