記事 アラビア語 from 1月, 2011
エジプト:報道管制下においても流れ続ける情報
エジプト政府によるインターネットの遮断と携帯電話ネットワークの閉鎖は、情報の流れを著しく減少させた。しかし人々は情報を外に伝えるべく創造的な方法でくぐり抜けている。
エジプト: 世界中で団結
土曜、世界中あらゆる都市でエジプト人抗議者と団結した抗議活動が行なわれた。以下はネット上に投稿された抗議活動の様子を一部まとめたものである。
エジプト:1月25日はエジプト版インティファーダの日となるだろうか
1月25日にエジプトでは何が起こるのだろうか。あらゆるところでデモ活動や座り込みへの参加が呼びかけられている。誰が参加するのだろうか、どこで行われるのだろうか。何を要求しているのだろうか。そもそもこのデモに反対の人がいる可能性はあるのだろうか。
エジプト:金曜日は怒りの日
エジプトのツイッター上では、週末にかけて新たなデモ行動が行われるとの予想が多く投稿されている。「百万のエジプト・デモ行進」と名付けられた。これ以上の混乱は許さないとの政府からの警告にもかかわらず、金曜日には空前の規模のデモ行進が全国で展開される見込みだ。
エジプト: ツイッターから見る革命の日
少人数の集まりから、エジプトの各都市を行進する大規模なデモ集団にいたるまで。ツイッターは炎上するほどの盛り上がりをみせている。 この全国的な「革命の日」が祝日(警察の日)と重なったこともあり、様々な生き方をしている、幅広い政治思想の持ち主が大勢集まり、ホスニ・ムバラク大統領の30年に渡る支配に対する抗議行動を起こした。
エジプト:インターネットのブラックホール
ここ数日、抗議活動を進めるエジプト人たちは、ソーシャル・メディア・ツールを組織活動や情報の拡大に活用していたが、アクセスに際してさまざまな障害に直面することにもなった。
エジプト:「怒りの金曜日」へのカウントダウンは続く
エジプトで一時間以内に大規模な抗議活動が始まるのを世界中のネット市民が固唾を呑んでいる。エジプト人活動家たちを支える抵抗活動と共に、圧倒的な支持が国際的に集まっており、完全な情報遮断にも関わらず、エジプトの声が広がろうとしているのだ。
アラブ諸国:「スーダンについて嘆くのは止めよ」
1月9日の独立をめぐる住民投票に伴い、スーダンはアラブのツイッター界の関心の的となっていた。サウジアラビアからパレスチナに至るアラブのツイッター利用者達が、スーダンの団結と分割、資源について議論を交わしたのである。
チュニジア:自由の喜び以上の不安感
2011年1月14日に、ザイン・アル=アービディーン・ベン=アリー大統領が、20年以上独裁した自分の国から突如逃亡した。チュニジアの人々は、新しい独立の夜明けを祝い街に繰り出したが、喜びはすぐに治安の恐怖へと変わった。各地の主要都市で暴れ回ったり、店や住居から物を略奪したり、所有地や建築物を放火したりと、様々な破壊行為のニュースが広がった。チュニジアの人々がブログで心境や体験を告白している。
チュニジア:失業中の男の自殺未遂が暴動に火をつける
失業中のチュニジア人が仕事のない現状への抗議として焼身自殺を図った事件が、現地に暴動の波を、ソーシャルネットワーク上に連帯と支持を広げている。