記事 芸術・文化 from 2月, 2012
オランダ:祝祭、衣装…そして人種差別のホリデーシーズン?
近年オランダでは、冬の祝祭で聖ニコラウスにお供する色の黒いツヴァルテ・ピートが、定期的に起こる議論の一部となっている。顔を黒く塗りたくる行為に憤慨する人々がいる。
カーボベルデ:セザリア・エヴォラが音楽に残してくれたもの
2011年12月17日、カーボベルデの歌手、セザリア・エヴォラが亡くなった。「はだしの歌姫」としてカーボベルデの音楽シーンをリードしてきた彼女の死を悼み、カーボベルデの音楽の動向に想いを馳せる。
ブラジル:カーニバル期間中の公共スペースへの権利を求め市民が抗議運動
ブラジル、サルバドール市のカーニバルは世界最大規模の路上祭りの一つである。 しかし市民は、過剰な商業化と民間企業による公共スペースのカーニバル用観客席への変換にうんざりしている。 FacebookやTwitterを通して抗議活動が企画された。1月14日に民間企業に道から観客席の施設を撤去するように求める抗議 が行われた。
セルビア:アンジェリーナ・ジョリーとのメディア戦争
アンジェリーナ・ジョリーは、彼女の映画監督デビュー作「In the Land of Blood and Honey(原題)」について、ボスニア・ヘルツェゴビナとセルビアでの評判を気にかけていた。そして、彼女の心配は実証されることになった。Sasa Milosevicが、ジョリーの映画が引き起こしたインターネット上での戦争をレポートする。
オンラインハイライト:2011年 ポルトガル語圏の国々より
2011年、ポルトガル語圏の多くの国々でブロガーや活動家が連携、情報を翻訳し、世界中のブログや市民メディアを通じて発表した。本記事では、昨年、グローバルボイスで取り上げたポルトガル語圏の記事から、ハイライトをピックアップする。
フィリピン:ツイッターで話題となり批判を呼んだハッピー・リサール・デイ
去る12月30日、#ハッピー・リサール・デイがツイッター上で話題となった。この日は、フィリピンの国民的英雄、ホセ・リサール博士の命日を記念する祝日である。彼の命日を祝って、「ハッピー・リサール・デイ」と挨拶することに、多くの人が批判の声をあげている。
プエルトリコ: 想像と創造の世界が移動中
マサチューセッツ州ボストンのVilla Victoria Center for the ArtsでCarry On: Puerto Rico Inspectedが開催されてからそれほど日が経っていない。キュレーターや芸術家は、アメリカや他の国でのプエルトリコのアートの展示を妨げている障壁を、ポータビリティ(携帯性)という概念を通じて乗り越え、新たな繋がりを創りだした。
マレーシア:「Blog Action Day 2011」食がテーマ
今年のBlog Action Dayでは、世界中のブロガーが食べ物について議論した。マレーシア人も多く参加し、各々のブログにさまざまな形で記した。自分の好きな料理について書いたり、いいレストランを勧めたりする者もいれば、世界の飢えや貧困へ思いをはせる者もいた。
アラブ世界: 写真で一年を振り返る― GV著者セレクション
2011年に別れを告げ2012年を見つめる今、GVの著者たちに、去年一年を象徴しているかのように見える写真をそれぞれの国から選んでもらった。以下は著者らが選んだ写真だ。
ウクライナ:アンナ・ボイコが歩んだ人生のストーリー
「祖母は朗らかで器用な人で、同時に逞しさも持ち合わせています。これまで多くのことを経験してきたので、知識と思い出がとても豊富です」―75歳の祖母をそう評し、その人生を綴ったブログ『アンナ・ボイコが歩んだ人生のストーリー』は多くの人を魅了している。Tetyana Bohdanovaがリポート。