記事 市民メディア from 12月, 2010
シリア:雪よ降れ!
今週レバント地方の多くは、救いの雨と驚きの雪が降るなど、特異な気候の嵐に巻き込まれた。シリアの首都では、数年ぶりに通りが雪に覆われた。ダマスカスではときどき雪は降るが、積もるのは非常に稀である。
COP16:若手ブロガーが追う交渉
COP16(国連気候変動会議)において、いくつかの決定事項がカナダ・アメリカ・中国・オーストラリアのようなさまざまな国にまたがる関係国間、その他多数の国々の間で疑問視された。各々の国の視点から会議の進展を伝えるため、世界中の若手ブロガーが積極的に活動している。
アルメニア:ドメスティック・バイオレンスが命を奪う
アルメニアにおけるドメスティック・バイオレンス問題は有名だが、オープンに語られることはほとんどない。しかし、夫と義母に暴行を加えられ死亡した若い女性の家族のビデオ・インタビューは多くの人々に衝撃を与え、怒りを招いた。
ブラジル:「過激派無神論者」についての新しい議論
10月10日、有名な解放の神学の学者Frei Bettoの書いた記事がブラジルの新聞Folha de Sao Pauloに掲載された。これは彼が「過激派無神論」を拷問と比較したBlog do Miroからの記事を再編成したものである。
メキシコ料理が人類の口承及び無形遺産の認定
最近、ユネスコはメキシコ料理を人類の口承及び無形遺産の傑作として発表した。メキシコ料理といえばその多様な味、色、様々なスパイスの組み合わせとユニークな食材が有名である。
セルビア:ロシアで軍事訓練を受ける子どもたち
「セルビアでは国際関係の主な方向性に関して、国内で意見が大きく分かれている。幾つかの政党とおよそ半分の国民は出来るだけ早くEUへの加盟を望んでいる。その一方で他の国民達はロシアに目を向け、ロシアの一部になることを希望している。」と2007年のセルビア民主党会議でトミスラヴ・ニコリッチは語った。
ナイジェリア:活動家ケン・サロ・ウィワの処刑から15年
15年前の11月10日、著名な活動家でナイジェリアの石油産業の厳しい批評家ケン・サロ・ウィワが、他8人の同僚とともに処刑された。サロ・ウィワは、石油産業により壊滅的な被害を受けたニジェール・デルタのための非暴力的活動で世界中に知られていた。多くのナイジェリア人にとって彼はヒーロだった。そして、彼の処刑は、悪名高いサニ・アバチャの独裁的政権とロイヤル・ダッチ・シェル社の活動に対する国際社会の怒りを呼んだ。
イラン: ブロガー内で討議を呼んだウィキリークスの文書公開
内部告発サイト「ウィキリークス」が入手した米機密公電によって、イランとアフガニスタンのいかがわしい関係が明らかになった。外交公電にはイラン政権と反政権派に関する内部情報や、アラブ地域におけるイランの核政策における懸念などが記載されていた。
ラオスとクラスター弾に関する条約
クラスター弾に関する条約の第一回目の締約国会議がラオスの首都ビエンチャンで11月9日から12日にかけて開かれ、101カ国と数多くのNGOが集まった。この会議は、同条約に対する国際団体の支持を集めた市民団体の努力の末に実現した。クラスター弾に関する条約は2008年5月30日にダブリンで採択され、108カ国がすでに署名し、46カ国が批准している。今日も作り続けられ、使用され、保有されているクラスター弾におよそ36カ国の国が苦しんでいる。
マレーシア:医療教育計画を一時休止
マレーシア政府は、ここ毎年の医学部卒業者の増加に伴い、量から質への転換を図るため、国内の医療教育計画を5年間休止することを発表した。これは適切な方針転換となるのだろうか?ブロガーたちの反応をまとめた。