· 6月, 2013

記事 メディア/ジャーナリズム from 6月, 2013

トルコ:一本の木が死んで、国民が立ち上がる

イスタンブールの情勢が一気に暴力的になったのは、5月31日金曜日、警察が平和的な抗議運動に厳しい取り締まりを行なった時だった。その平和的な座り込み運動は5日前に始まり、イスタンブール唯一の緑のスポット、ゲジ公園をめぐる政府の都市再編成計画に反対して、数十人が集っていた。公園から抗議者を追い出すため、警察部隊は、催涙ガス、高圧放水砲、拳や警棒などを用いた。催涙ガスから避難する子供や年寄りを含めた人々の画像がSNS上にあふれ始めるにつれ、これらの残虐行為に対し、広く抗議の声が沸きおこった。