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ハイチ:「略奪」の報道、しかし地震後に暴行が起きた証拠は少ない
ハイチの地震から四晩たち、テレビやラジオ、インターネットではメディアの "looting" (略奪) という言葉の使い方に関する議論が高まっている。グローバル・ボイス寄稿者Marc Hermanが、世界中のブログやメディアの見解を紹介する。
ハイチ:「生まれて8日が経った」
未だに死亡者数の全容は明らかではなく、ポルトープランスとその周辺地域では救済活動は続いている。1月20日の早朝に起きた余震は人々を心配させたたが、新たな被害は比較的少なかった。ハイチ人の多くは、引き続き生活の建て直しに集中し、救済ワーカーは、各コミュニティに食糧・飲料水・医療品の調達に没頭している。
ハイチ:首都圏外からの最新情報
マグニチュード7.0の大地震により、ハイチ南部が多大な被害に見舞われてから6日間が経過しているが、依然として国際的な注目は首都のポルトープランスに集まっている。しかし、地震があったゾーン内でも首都以外の村にいる慈善団体などの活動家たちもまた、救助を求めるべくそれらの首都圏外のコミュニティの情報をオンライン上で発信している。
ハイチ:現地からの声
ハイチ国外にいる私たちには、ただ地震後の生活の厳しい現実を想像することしかできない。しかし、愛する人を見つけ出そうとしたり、負傷者の手当やもっとも助けを必要としている人びとに救援を送るという過酷な仕事にあたる中でも、ポルトープランス市内外のブロガーは、時間を見つけて災害現場からの情報を渇望する外の世界と情報のやり取りをしている。
ハイチ:地震災害の後の市民ビデオ
1月12日にハイチで起きたM7.0の地震を受け、被災地では、瓦礫の下から生存者を引っ張り出したり、避難する場所や医療援助を提供したり、ブログ・Twitter・携帯メール・ビデオを通じて現地の情報を伝えるなど、人々はお互いを助け合っている。
ハイチ:地震の生存者たちにはもう一刻の猶予もない
Keziah Furth はハイチの子供たちを相手に働く24歳のアメリカ人看護師である。手当ての必要なけが人はだんだん少なくなり、道を歩くと死臭に耐えられないほどだと彼女は語っている。崩壊した家ひとつひとつから死の匂いがもれてくる。彼女の「患者」の多くの病状は安定し、一命をとりとめたが、数人は死んだ。Keziah は食料や水、医療品がすぐに届かなければ、多くの人々が意味もなく死ぬだろうと警告している。彼女はいまのところ、けが人を手当している町の地域に関しては、まったく外国からの援助や救助隊を目にしていない。
地震直後のハイチ、目撃者ツイッターで
1月12日夜に起きたM7.0の壊滅的な地震に見舞われた「ハイチ」は、現在Twitter上で話題のトピックとなっている。
ハイチ/米国:ジャン=ジュスト神父追悼
先日他界したジェラール・ジャン=ジュスト神父へ、ブロガーたちからの追悼が後を断たない。神父は、ハイチ人ローマカトリック神父で、支持者から貧民の擁護者として知られ、追放されたジャン=ベルトラン・アリスティド率いる政党「ラヴァラの家族」の熱心な支持者だった。
ハイチ:映画の未来
「音楽、芸術、ダンスを知らずにハイチを理解することはできない。」 — Haiti Innovationは、映画制作も同様であると考え、ハイチ映画に大きな期待を寄せている。
ハイチ:ジャン=ジュスト不起訴
Blog de Port-au-Princeは、ジェラール・ジャン=ジュスト神父(追放されたジャン=ベルトラン・アリスティド元大統領の政党、ラヴァラの家族の有力支持者のであるカトリック司祭)が不起訴となったことを喜んでいる。