記事 東アジア from 6月, 2011
Video: インド、シンガポール、南アフリカの若き科学者の萌芽
The Google Science Fair projectの準決勝進出者がリストアップされた。世界中の13歳~18歳の10代を対象に開催されたにもかかわらず、準決勝進出者に選ばれた60組の中で、米国、シンガポール、インドが過半数を占めたことは特に興味深い。また、ニュージーランド、南アフリカ、イギリス、カナダからの参加者も含まれている。
日本:動画を通して送られる応援と祈り
地震と津波、原発事故という日本の状況をうけて、動画や音楽が、日本人の健闘を祈り、応援する手段として使われるようになった。
中国:「ジャスミン革命運動」に関する初の判決
中国で少なくとも8件の裁判の最初の1件が開かれ、続いて批判者の大規模な取締りが2011年2月に始まった。法問題の活動家 Li Shuande の弁護士が解雇され、裁判の期日が変更された後に、四川省は彼にクレジットカード詐欺の罪で禁固4ヶ月の刑を申し渡した。
中国:弁護士Li Zhuang(李庄)、釈放される
Li Zhuang(李庄)は北京に拠点を置く弁護士で、重慶市委書記Bo Xilai(薄熙来)が指揮を執った犯罪組織一斉検挙キャンペーンの際に暴力団員を弁護したとして1年半の実刑を言い渡されていた。先週末の李の釈放後、ポータルサイト新浪は彼の筆頭弁護士であるChen Youxi(陳有西)の投稿を公表。李の近況だけでなく、中国の法律関係者全体の立場をうかがい知ることができる。
シンガポール:老人ホーム入居者に対する虐待への怒り
その施設はナイチンゲール老人ホームと呼ばれているものの、看護師の何人かはフローレンス・ナイチンゲールの真の後継とは言いがたい。 その老人ホームの入居者である75歳の女性に対する虐待の様子を隠し撮りした映像が先週ネット上で公開され、シンガポールの国民はショックを受けている。
フィリピン:離婚法をめぐる論争
マルタが離婚に賛成の意を示し、フィリピンは世界中でただ一つの離婚を禁ずる国となった。強い権力を持つフィリピンのカソリックの教会が反対する離婚法を通過させるときが来たのかどうか、議論が白熱している。
貧困・仕事・借金を語る女性たち
国際女性博物館はオンライン上で女性と経済についての展示を行っている。そこでは、スライドショー、ポッドキャスト、ビデオやエッセイを通して、スーダン、デンマーク、フィリピン、アメリカ、コスタリカ、メキシコ、アルゼンチンなどの女性たちが貧困や仕事、家族や人権、金銭問題などについてどのように考えているかを知ることができる。
中国:李娜の優勝決定戦は国家の威信?
中国人テニスプレーヤー 李娜が、週末の全仏オープンで中国人初となる世界4大大会での優勝を果たした。しかしながら、中国ネット市民は李娜の勝利を個人の功績ととらえ、国のスポーツ政策に疑問を投げている。
マレーシア:「攻撃的な」小説が物議を醸す
近頃マレーシアで、中等教育の国語の教科書に載ったある小説を巡って論争が起こっている。批評家はカースト制を論ずるこの本に人種差別的な描写があると主張している。マレーシアのインド人コミュニティは学校のシラバスからこの本を削除せよと要求している。