· 6月, 2009

記事 日本 from 6月, 2009

台湾:ハンセン病療養所楽生院の記憶をとどめるために

楽生院療養所は、日本が台湾を植民地としていた1929年に、日本政府によって設立された。植民地時代、ハンセン病患者は隔離と治療のために、療養所に住むことを強いられた。しかし、台北MRT建設のために、療養所の建物の多くが撤去を余儀なくされ、入所者たちは強制立ち退きとなった。療養所の多くの建物は、すでに取り壊されていて、現在も取り壊しが行われている。それでも、人びとは楽生院のコミュニティーの結束を保ち、彼らの大切な家の記憶を守ろうと懸命だ。岡部昌生氏のフロッタージュは、そのようなイニシアティブの一つである。