記事 ラテンアメリカ from 6月, 2012
アルゼンチン:サッカーファンの切実な願い「もう暴力は見たくない」
サッカーは、アルゼンチンで観戦するのもプレーするのも一番人気のスポーツだが、昨今ではいくつかのクラブの「バーラ・ブラバ」と呼ばれる集団による暴力事件が相次いでいる。サッカーファンたちは、インターネット上でこれらの暴力行為を断固拒否する姿勢を示している。
ブラジル:暴力事件最多の州における平和を求める抗議行動
ブラジル州都の住民が殺人事件の急増に対し抗議行動を開始した。 2012年のデータによるとアラゴアス州での殺人事件数はブラジルで第1位にも関わらず、 国の主流メディアからは目に見えない存在として無視されている。
パナマ:W杯初出場へ、高まる期待
パナマは、2014年W杯ブラジル大会へ向け、地区予選で素晴らしいスタートを切った。国民は夢を抱き始め、ツイッター上で期待や喜びを表している。これまでパナマは、W杯地区予選を勝ち抜いたことがないのだ。
メキシコ:#YoSoy132、「メキシコの春」の始まりか?
5月11日金曜日、制度的革命党(PRI)の大統領候補、Enrique Peña Nieto氏がイベロアメリカ大学の学生との公開討論会に出席した。討論会は、学生が大統領候補をたびたび非難するという特異なものであった。この訪問に関するメディア報道は、爆発的なエネルギーとなり、まずソーシャル・メディアで放出され、今ではメキシコ主要都市の道々に溢れ出ている。
アメリカ合衆国: 共和党大統領予備選における失言争い
リック・サントラム氏とミット・ロムニー氏は今年11月の大統領本選でバラック・オバマ氏に対抗する共和党代表の座を争っている。しかし両陣営は代表の座のみならず、演説やインタビューでどちらがより多くの失言や認識間違いを犯すのかも争っているようだ。サントラム氏は最近のプエルトリコ訪問時に、プエルトリコが合衆国51番目の州になるには主要言語を英語とすることが必要だと発言した。
コロンビア:クラスメートをかばった12歳の少年、暴行受け死亡
同級生をかばって暴行を受けた12歳の少年が先週死亡した。鑑識は死亡の原因を骨感染症によるものとしたが、少年の母親と数名の医師はこの判定を受け入れず、少年の死亡の最大の原因は暴行によるものであると主張している。コロンビアのネチズンがこの少年の死亡にさまざまな反応を見せている。
ボリビア:アイマラ語の先生たち向けWeb 2.0ワークショップ
2012年5月上旬、教員養成大学教員の向けにWeb 2.0ワークショップが開催された。イベントの目的は、教員とその学生にアイマラ語のデジタル・メディア・コンテンツを作ってもらうことである。グローバル・ボイス・アイマラのVictoria Tintaが、ワークショップの概要と結果を紹介する。
アルゼンチンとフォークランド諸島: 紛争から30年
アルゼンチンとフォークランド諸島が、1982年4月2日に始まり同年6月まで続いた武力紛争の重要な記念日を迎えた。領有権問題は未だ解決されていない中で、アルゼンチン人、英国人、フォークランド島民が、インターネット上でそれぞれの30年を語る。