· 5月, 2015

記事 メキシコ from 5月, 2015

通訳なしに病院で痛みを表現すること―地域特有の言語で伝えるには

  2015/05/17

メキシコの病院では、地域の言語に精通した医療者や適切な通訳サービスが存在しない場合、患者は苦しみを的確に表現することができない危険性がある。 ヤスナヤ・アギラールは、メキシコの雑誌EstePaísの「EstePaísブログ」のコラム欄でそのように述べた。ミヘー語を話すことができる看護師や医者に対して、同じミヘー語ならばスペイン語よりもどれほど正確に痛みを表現できるかという例をヤスナヤは挙げている。また、ミヘー語をスペイン語に訳すには限界がありうるということについても例を挙げて説明している。 (訳注:ミヘー語(Mixe)とは、メキシコの山岳地帯に暮らすミヘーというインディヘナ少数民族が母語としている言語。ミヘ語とも。) 引用すると、 En mixe por ejemplo tengo un conjunto de palabras distinto para nombrar el dolor físico: pëjkp, jäjp, pä’mp, we’tsp… Apenas hallo equivalentes para alguna en español. Las diferencias todavía son más grandes y hay momentos en los que sólo puedo describir un dolor en español o...