記事 西ヨーロッパ from 6月, 2012
フランス:イスラム法をからかった週刊紙本社が全焼
2011年11月2日未明、風刺週刊紙シャルリエブドのパリの本社に火炎瓶が投げ込まれ事務所が全焼した。それは、イスラム教の預言者ムハンマドを「客員編集者」に見立てた同週刊誌の最新号が発売され、売り切れそうになるほど売れた日のことであった。
欧州委員会、「文明衝突」ビデオで失策
映画「キル・ビル」をパロディ化し、「文明の衝突」を主題としてあるビデオが制作された。これは欧州連合の拡大促進を目的として若者向けに作られたものである。しかしながらこのビデオは、人種差別だとして激しく糾弾され、3月6日にオンライン上から削除されることとなった。
スイス:全市民のためのベーシック・インカム制定を求める国民発議が正式に発効
“無条件のベーシック・インカム” として知られる新しい連邦法の制定を求める国民発議が4月、正式に発効した。資力調査なし・就労状況に関係なく毎月全市民に対して金銭給付を行うという極めてシンプルな施策であるベーシック・インカムの考え方は、スイスのブログ界に論評議論を巻き起こしている。
フランス:地域の言語を守れ
先日決着がついたフランス大統領選挙の前、フランスの複数の主要都市において地域固有の言語への支援表明を目的としたデモが行われていた。 Rayna St. がリポートする。