南オセチア自治州・グルジア:ジャーナリスト殺害、外国人は避難へ

ロシアのラジオ局Echo Moscowは昨日、Alexander KlimchukとGrigol Chikhladzeの2人のグルジア人ジャーナリストが戦闘地域と化している南オセチア自治州の首都ツヒンバリの路上で遺体で発見され、その他、数人が負傷したと報じた。ロシア語ブロガーはこの殺害について取り上げ、Dean C.K. CoxはLightStalkersフォーラムでロシアの日刊紙コメルサントの報道を掲載した

南オセチア自治州で3日間続いている戦闘でジャーナリスト2人が死亡、8人が負傷した。

[…]グルジアで唯一の独立系フォトエージェントCaucasus Press Imagesのオーナーでイタルタス通信と提携するAlexander Klimchuk、同社社員Teimuraz Kikuradze、ニューズウィーク・ロシアのGrigol Chikhladze、米国人記者ウィンストン・ファダリーが先週金曜、南オセチア自治州の首都ツヒンバリで失踪した。続報は昨日、報道されたきりだ。KlimchukとChikhladzeが死亡、その他は負傷ということだった。

Caucasus Press Imagesによると、KlimchukとChikhladze はグルジアの攻撃が開始される前から南オセチアに滞在していたようだ。ツヒンバリで戦闘が始まったとき、彼らはグルジア人、その後はオセチア人が支配した地区にいた。

[…]ツヒンバリにいたその他のジャーナリストやファダリーの状況はより深刻だった。

Alexander Sladkovが所有するVesti TV Channelのテレビクルー、Leonid LosevとIgor Uklein、コムソモリスカヤ・プラウダ記者Alexander Kotsをはじめとするロシア人記者は土曜の戦火を逃れた。80および120メートル上空に展開していたグルジア人反乱部隊将校の攻撃を受けたのは、彼らは第58軍司令官Anatoly Khrulev率いる装甲車列で移動していた時だった。

[…]NTVのプロデューサーPyotr Gassievもツヒンバリで負傷したと複数の報道機関が昨晩、取り上げた。

その一方、外国人はグルジアから避難し始めている。「安全でないからではなく、当面たいしたことはできないからだ」とトビリシを拠点にするブロガーWu Wei書く

Pulitzer Center on Crisis Reportingの支援を得てグルジアで活動するポーランド人ジャーナリストのZygmunt Dzieciolowskiは、ブログUntold Storiesで自身の避難についてこう書いている

今朝、ここの状況は予測不可能だから、外国人は避難するべきだとして、複数の外国大使館がグルジアから自国民を避難させ始めた。

市民救出のためトビリシまで航空機を派遣した欧州の国もあったが、大半は、南方3時間のところにあるアルメニアの首都エレヴァンまでの車両を手配しただけだ。ここで適用される規則は厳格だ。つまり、車両を手配したそれらの国々の旅券を保持する者のみが乗車できる。米国大使館が配慮するのは米国人の安全であり、ポーランド大使館が配慮するのはポーランド人(プラス、エストニアやスロヴァキアなど、グルジアでポーランドが代理を兼ねている親欧州諸国の市民も)というわけだ。

[…]

緊迫してきたことを実感するようになったが、ここでは常に緊迫感を感じているものだ。避難当初、政治家やジャーナリスト、軍人、それに市井の人々などと詳細な話をする時間はたっぷりあった。今、私は家に向かう途中で、できればモスクワまで行きたいと思っている。当面は、人道的避難の一群に混じり、こうして旅立つことになった状況を生み出した数日間の事件を思い起こすことだろう。

Caucasian KnotRegional Reportersを引用し、黒海沿岸のリゾート地バトゥミやコブレチに滞在していた約1200人のアルメニア人旅行客も、グルジアから避難したと報じている

トビリシに滞在しているスペイン人政治学者Asier Blasは、グルジアでの体験についてブログに掲載した。Cartas del Este[スペイン語]で、彼は、トビリシで昨晩集会があったとし、紛争が激化するのではないかと心配する

Cuando ya dormía, aproximadamente a las 04:30 am nos despertaron las bombas que cayeron en Tbilisi. Nos agolpamos tres personas en la terraza, la noche, el susto de despertarse con sonidos de bombas y el miedo, hicieron que nuestras miradas por un momento se cruzasen envueltas en pánico. Un minuto mas tarde comenta Nadine que no nos preocupemos, “es lo mismo que la noche anterior, no es en el centro y lo único que buscan es crear miedo”. Estamos de acuerdo los tres, pero las guerras se saben como empiezan pero no como acaban. Es urgente que cese el fuego definitivamente, hoy lunes parece que puede ser posible, confiemos en ello.

まだ寝ていたのだが、朝の4時半ごろ、トビリシに爆弾が投下されて眼が覚めた。私たち3人はベランダに飛び出し、その夜は爆弾の音で眼が覚めた恐怖などで取り乱し、お互いに顔を見あわせた。直後にナディーンが心配しないようにと、こう言った。「昨晩と同じだわ。中心部じゃないし、おびえさせようとしているだけなのよ」。我々3人はそれにうなずいたが、戦争がどのように始まるのかはわかっていても、どのように終わるのかはわからないものなのだ。確実な停戦が早急に求められる。今日は月曜、それは可能なように思える。そう祈る。

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