エアアジアQZ8501便、墜落地点特定後も捜索続く

Air Asia QZ8501 Flight Path and Satellite Imagery. Wiki image.

エアアジアQZ8501便の航跡と衛星画像。 Wiki image.

エアアジアQZ8501便の墜落地点が特定された後も、悪天候によってインドネシアにおける捜索活動は難航している。東ジャワ州の州都スラバヤを出発しシンガポールへ向かっていたQZ8501便は、12月28日に航空管制との交信を絶った 。乗客乗員あわせて162人が搭乗していた。

パイロットは巨大な嵐雲を避けて海上に飛行機を着水させることはできたのだろうと航空専門家は推測している。しかし、緊急着陸の際、激しい波が旅客機を襲ったため、機体は海面下に沈んだ可能性がある。事故原因究明のための調査は間もなく始められる予定である。

Plane debris from flight QZ8501 has been found already. Flickr photo by Vernon Chan (CC License)

QZ8501便の残骸はすでに見つかっている。Vernon ChanによりFlickrに投稿された写真。(CC License)

インドネシアのジョコ・ウィドド大統領とユスフ・カラ副大統領は捜索救難活動に対し、緊密に指示を行っている。救難活動促進のため、マレーシア、シンガポール、フランス、オーストラリア、アメリカを含めた各国も捜索隊に加わった。

捜索活動二日目の終わり近く、中央カリマンタン近くの海上に浮かぶ数名の遺体と航空機の破片が発見 された。遺体のうち数体は検死のために航空機でスラバヤに搬送された。

インドネシアのジョコ・ウィドド大統領はフェイスブックにこう記した

Saya mendengarkan penjelasan dari saudara Tony Fernandez, pemilik maskapai penerbangan Air Asia, ditengah rasa duka mendalam ketika ditemukan serpihan-serpihan pesawat di sekitar perairan Pangkalan Bun, Kalimantan Tengah.

Ditengah perasaan duka saya memberikan aspirasi tinggi pada kerja tim yang tergabung dalam pencarian pesawat Air Asia QZ 8501, menemukan dengan cepat serpihan pesawat sehingga memberikan kepastian atas apa yang terjadi pada pesawat itu.

Kepada keluarga korban saya menyampaikan bela sungkawa yang sebesar-besarnya atas musibah yang menimpa. Mari kita berdoa agar keluarga korban diberikan kekuatan dan ketabahan dalam menghadapi cobaan hidup ini.

私は深い悲しみの中、エアアジアのCEOトニー・フェルナンデスより中央カリマンタンのパンカランブン近くの海上で航空機の機体の一部が発見されているとの報告を受けています。この深く悲しい状況において、連合救難活動チームが事故原因解明につながる機体の破片を少しでも多く収集してくれることを望んでいます。犠牲者のご家族に深い哀悼の意を表します。ご家族のお一人お一人が、どうかこの困難な時にも強くあられます事を、お祈りいたします。

 

最初の機体が発見された当時、ジョコ・ウィドド大統領は捜索機に搭乗していた。

一方、エアアジアは発見された残骸と遺体は、QZ8501便のものであると確認した。

AirAsia Indonesia regrets to inform that The National Search and Rescue Agency Republic of Indonesia (BASARNAS) today confirmed that the debris found earlier today is indeed from QZ8501, the flight that had lost contact with air traffic control on the morning of 28th.

誠に遺憾ながら、本日未明に発見された破片は、28日朝に管制との交信を絶ったQZ8501便のものであることがインドネシア国家捜索救助庁(BASARNAS)により確認されました。

多くの哀悼メッセージがツイッターに寄せられた。

QZ8501便に対し、心からのお悔やみを。

2014年の最後に、悲しい事故が起きた。エアアジアQZ8501便の犠牲者のご家族に、勇気と強さが与えられますように。奇跡を信じよう。

手をつなぎあう、ライフジャケット姿の人々。搭乗者の恐怖を考えるのはやめよう。あまりにも悲しい。
#AirAsia8501 #AirAsia-Tashaa (@TashaaLK1994) 2014年12月31日

エアアジアQZ8501便の犠牲となった162人中、35人がインドネシアの都市マランの出身だった。

QZ8501便に搭乗していた乗客乗員の親類や友人への励ましのツイッターには、
#togetherwestand(私たちは共にいる)というハッシュタグが利用されている。

校正:Jiro Tominaga

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