LGBTをカミングアウトする日本人が増加

lgbt japan

13人中1人が自らのことをLGBT(性的マイノリティ)と認識している。
Caption: 1 in 13 identify as LGBT (“sexual minorities”). Screencap courtesy NHK

大手広告代理店の電通がオンラインで行った調査で、20歳から59歳の13人に1人(人口の7.7%)が自らをレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)と考えていることが分かった。実際の調査結果はこちらのサイトへ。

同じく電通が2012年に行った調査では、、今回の結果はこの時よりもLGBT層に増加が見られた。

同姓愛者も結婚に相当する関係を持てるよう国内の自冶体が認め、さらには、文部科学省が、日本の社会において多様性を推進する新しい教育方針を導入した。それから1ヶ月も経たない2015年4月、調査が行われ結果が発表された。

他にも4月のニュースでは、広告代理店の電通がLGBT層には年間5.94兆円にも及ぶ購買力があり、消費者市場に大きな影響を及ぼすとして取り上げられた。

日本人の7.7%がLGBTであることが分かった。さらに電通は、2015年4月7日と8日にインターネットを通じ、全国7万人を対象にLGBTを自覚した時期について調査した。

自分が当事者かもしれないと気付いた時期については、「13歳から15歳」が最も多く18.6%、次いで6歳以下が17.2%、「10歳から12歳」が16%、40歳を過ぎてからという人も9.8%いました。一方で、当事者であることを誰にも明らかにしていないと答えた人は56.8%に上っていました。

この調査と同じ時期に、フェンシング元日本女子代表で、性同一性障害を抱える杉山文野さんが、あるニュースを受けてコメントをした。そのニュースは、東京渋谷区が同性カップルにパートナーシップ証明書を発行することが可決されたというものである。4月23日の外国人記者クラブでの記者会見で、杉山さんはこう話している。

性的少数者が自分たちの隣にもいることを知ってほしい

杉山さんは女として生まれたが、幼稚園の頃から心は男であると自覚し、スカートを着るのが嫌でよく泣いていたと言う。杉山さんは企業家として成功し、ファッションモデル、芸能人、さらには日本のLGBT団体の代弁者としても活躍している。

こちらは、外国人記者クラブでの杉山さんの記者会見の模様である。

校正:Izumi Mihashi

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